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「インシュアランス ジャーナル」に、弊社代表のコメントが掲載されました。

妊婦さんの保険を考える

保険業界メディアである「インシュアランス ジャーナル」の2021年10月6日付けの記事「妊婦さんの保険を考える 本当に考えるべき保障は?妊婦向け保険とは?」に、弊社代表の木代晃輔のコメントが掲載されました。

今回の記事では「妊娠中の方向けの医療保険」について特集しており、『妊婦さんの保険加入にはどのようなニーズがあるか、どのような保障が必要か。』について木代がインタビュー回答しています。

■インシュアランス ジャーナル
妊婦さんの保険を考える 本当に考えるべき保障は?妊婦向け保険とは?

記事ページを全てお読みいただくにはインシュアランスジャーナルへの登録が必要になりますが、木代のコメント箇所の抜粋掲載についてはインシュアランスジャーナル社より許可を得ておりますので、以下にて紹介させていただきます。

これより下が記事からの抜粋になります。

妊婦さんの保険を考える 本当に考えるべき保障は?妊婦向け保険とは?

8月には新型コロナに感染した妊婦の入院の受け入れ先が見つからず、自宅で早産した結果赤ちゃんが死亡するというニュースもあり、コロナ禍において妊婦さんが抱える不安ははかり知れないものになっています。

そのような中、本記事では妊婦さんの経済面・精神面をサポートする役目をもつ保険にフォーカス。

妊婦さん専用商品や、妊娠後でも加入ができる保険などを紹介したうえで、実際に妊婦さんの保険加入事例を多くもつ保険代理店、株式会社ウィズハート 代表取締役 木代晃輔氏に妊婦さんの保険加入の実態について伺いました。

妊婦さんの保険加入 どんなニーズがある?

ここからは、「妊婦さんでも加入できる保険」の募集やWebメディアを活用した情報提供を積極的に行っている株式会社ウィズハートの木代氏に、妊婦さんの保険に対する考えや、特に考えるべきリスクなどについて話を伺いました。

――妊婦さんの保険加入傾向に特徴はありますか?
木代氏:これという傾向は特になく、既に別の保険に入っている方もいれば、妊娠をキッカケに入る方もいます。また、既に医療保険に入っているが、上乗せとして妊婦さんでも加入できる保険に入りたいという方も一定数います。

妊娠期間だけスポットで数ヶ月間の加入をするパターンなのですが、私としてはその考えもありだと思っていて、既加入の保険が日額5,000円程度の場合、妊娠中の入院負担を補うにはそれだけでは足りない可能性が高いので、2つ保険に入って保障を手厚くする人もいますね。

弊社で扱っているのは、元は“妊婦さん専用の保険”というわけではありません。少額短期の医療保険で、一般的な保険だと妊婦さんの加入は免責対象になっていますが、その保険では加入できるということでご提案しています。

妊娠前に医療保険に加入していれば、だいたいの商品では帝王切開などの妊娠異常・出産異常は保障対象ですが、妊娠してから加入する場合、妊娠異常・出産異常が保障される商品はまだまだ数が限られます。

最近になって少しずつ各社がこれを保障対象とする商品を出してきています。

――妊婦さんからは、どのようなことに備えたいという相談が多いのでしょう?
木代氏:「帝王切開が保障対象なのか」ということは、皆さん重視されるポイントの1つかと思います。

しかし、健康保険に加入もしくは加入者の扶養家族であれば出産育児一時金として42万円が支給されることや、帝王切開の手術は健康保険が適用され3割負担になることから、帝王切開による出産だけではそこまで経済的な負担は重くはないのでは、と個人的には考えています。

実はこれがあまり妊婦さんに知られていないことでして、漠然と帝王切開に対する不安を持たれている方が多いという印象ですね。

もちろん精神的・肉体的な負担は重くのしかかってくると思いますので、少しでもプラスな気持ちになれるように帝王切開で給付金が受け取れることは意義のあることだと思っています。また、万一出産時にコロナに感染すると帝王切開になるので、帝王切開で給付金が出るタイプの保険に入っていると安心できるでしょう。

とはいえ、とても高額な手術費用がかかるなどで経済的な負担が大きいわけではないということは、妊婦さんに広くお伝えしたいなと思います。

長期入院への備えは、特に慎重に考える必要アリ!?
では、「どのような場合に経済的負担が大きくなるのか?」というと、それは長期の入院になります。

例えば切迫早産にでもなれば2~3ヶ月の長期入院になることは珍しいことではないんです。そうなった場合の入院費や家族のお見舞いにかかる交通費などは、月平均でおよそ15万~20万円はかかるとみています。

医療費(高額療養費制度適用)や入院中の食事代などで月に約10万円、プラスその他の費用がかかるというイメージです。切迫早産を診てくれる病院が限られていることもあり、もし自宅から遠い病院になれば、家族がお見舞いに行くための交通費は特にかさみます。

もちろん十分な預貯金があれば安心ですが、入院が長期化することで収入が途絶えてしまうご家庭などは、経済的負担が重いでしょう。

たいていの方は『自分は大丈夫です』と思われるのですが、こうした長期入院のリスクがあるので、これに対しての保険(保障)が提供されること、情報提供していくことはとても大切なことだと思います。

ちなみに、弊社のスタッフが切迫早産を経験しており、自社サイトにそのときのリアルな話を載せています。

彼女は100日間ほど入院を乗り越えて出産しましたが、かなり大変な状況でした。というのも、赤ちゃんが産まれるまでベッドの上で動かずに横になって安静していなければいけないのです。

これが約3ヶ月間続くので、本人はもちろん、その家族の負担はかなり大きかったはずです。

――切迫早産の大変さを知っている人は入院保障を手厚くしたいと思いますよね。
木代氏:実は、弊社で取り扱っている妊婦さんが加入できる保険で申し込みが多いのは医療従事者、特に看護師さんなんです。

日々の仕事を通じて妊婦さんの入院や妊娠中の異常が起こるケースを目の当たりにしているので、それゆえに備えたいという気持ちが大きいのではないかと思います。これは大きな気付きでした。

ネットや雑誌などの各メディアを見ていても、切迫早産よりも帝王切開でのリスク喚起をしているケースが多いです。ですが、実は出産年齢の高齢化などによって切迫早産となる方が増えているといわれており、本来は切迫早産のリスクも知っていただきたいと強く思いますね。

妊娠しているご本人がそこまでリスクを承知していないケースが多いなとも感じています。

「妊娠すれば誰もが無事に出産できる」と思っていたり、最初から妊娠異常や出産異常のリスクを考えている方は少ないと思うので、ここのリスク説明をしっかりしていき、そのうえで保険の必要性もご案内することが重要だと考えます。

そうした情報提供をしっかりしたうえで、最終的にはお客さまに判断していただければな、と。

――コロナ禍とそれ以前を比較して、妊婦さんからの相談内容や保障ニーズに変化はありますか?
木代氏:コロナ禍に入り、医療保険への加入がとても増えました。

妊婦さんがコロナに感染すると重症化しやすいことや、最近起きたコロナに感染した妊婦さんが亡くなられた事例もあることから、コロナ禍における妊婦さんへの精神的・肉体的ダメージが大きいことは明らかで、保険の役割はますます高まっていると感じています。

保険代理店の目線で、商品開発・サービスの両面において保険会社へ求めること
弊社スタッフや加入者の方々が妊娠中の長期入院で苦労してきた姿を見てきているので、”妊婦さんでも入れる保険”“妊婦さん向けの保険”とうたって商品を出されるのであれば、ぜひ入院保障は充実させていただきたいなと思います。

妊婦さんやそのご家族の負担に向きあった商品を開発していただけると、お客さまに選択肢を与えられ、安心をお届けできることに繋がるので、販売者としても嬉しく思います。