FP・識者の保険コラムExpart Column

日本初!駐輪場料金と自転車保険と点検料金がセットになった新サービス

自転車保険
株式会社アーキエムズは、定期駐輪場月額利用料金と損害賠償保険と自転車点検が一体となった新サービスを、同社が運営・管理する定期駐輪場にて開始しました。

たとえば毎日の通勤に自転車を使用していて駐輪場にも自転車を預けているのであれば、万一の自転車事故に対する補償もセットになっていてかなりリーズナブルなサービスだと思います。
サービスの発想が興味深いものであるのと同時に、自社が行っている事業の強みを活かした効率的な方法ですね。

ビジネスの成長においてナンバーワンよりオンリーワンが大きく求められている中で、同社が今回開始したサービスは「日本初」の試みであることから、世の中のサービスが変化する新たな取り組みであると評価できるのではないでしょうか。

自転車の高額賠償リスクに備える!

自転車事故に対するリスク対策は全国的に需要が高くなっておりますが、これは裁判所が下した高額賠償事例がいくつかあることが大きな原因です。
地方自治体によっては自転車利用者に対して自転車保険の加入を義務付けるなど、自転車保険の重要性や必要性が明白であることがわかります。

自転車保険の加入が義務化されていない地域においては、新たなビジネスチャンスと捉えることもできるのではないでしょうか。
日常的な自転車ユーザーからすると、駐輪代、自転車保険代、自転車点検代がすべてセットになっているのであれば、料金の高低があるとはいえ、個別に契約手続きをして料金を支払うよりも得なのは明らかだと考えるでしょう。

つまり、運営者、ユーザーどちらも喜べる結果に繋がると考えられそうです。

(以下は株式会社アーキエムズのプレスリリースより)

自転車の駐輪場料金と損害賠償保険・自転車点検が一体となった日本初*1となる新サービスが登場

株式会社アーキエムズは、定期駐輪場月額利用料金と損害賠償保険と自転車点検が一体となった新サービスを、2016年3月25日(金)からアーキエムズの運営・管理する兵庫県内・京都府内、計4ヶ所の定期駐輪場にて開始しました。

昨今、自転車事故による賠償額が高額化する傾向にあるのに対して、保険の加入率は2割程度*2と不慮のアクシデントへの備えは十分と言えないのが現状です。また、兵庫県では2015年10月1日より自転車利用者に対し損害賠償保険等への加入が義務化され、滋賀県も同様の義務化条例が可決されました。全国で400ヶ所10万台の駐輪場運営・管理を行うアーキエムズは、駐輪場利用に損害賠償保険と自転車点検が一体となったサービスを提供することで、安心して自転車を利用いただき事故による悲しい事象を世の中から少しでもなくすことを目指しております。

3月25日(金)より新プランの提供が開始されるのはエコステーション21阪神杭瀬、エコステーション21三田駅前立体下駐輪場、PARK@四条大宮、エコステーション21京阪桃山南口第一駐輪場・第二駐輪場となります。今後アーキエムズが運営する駐輪場に順次導入して参ります。

※1 2016年3月24日現在、日本国内の駅前定期駐輪場にて月額定期駐輪料金と月額保険料金と自転車点検が一体となったプランとして(アーキエムズ調べ)。
※2 共同通信が2015年9月15日発表した「自転車の意識・実態調査」より。

■自転車利用時における保険加入の義務化の動き
◎兵庫県 2015.3.18 兵庫県議会は3月18日の本会議で、自転車の使用者に自転車保険加入を義務付ける条例案を可決した。(産経WEST)
◎滋賀県 2016.2.20 滋賀県議会が2月19日の本会議で自転車の利用者に自転車損害賠償保険の加入を義務づける条例案を可決しました。 (産経WEST)
◎大阪府 2016.3.3 深刻化する自転車事故対策として、大阪府は自転車利用者に損害賠償保険の加入を義務付ける条例案を2月議会に提出した。(共同通信)

■自転車事故による高額賠償事例
2008.6.5 東京地裁判決 男子高校生が車道を横断し、対向車線の自転車の男性と衝突し、男性に後遺障害が残った事例。9,266万円の賠償命令。
2013.7.4 神戸地裁判決 小学5年生の子どもがマウンテンバイクで坂道を時速20~30キロで走り、散歩中の女性に正面衝突し、跳ね飛ばし、障害の残る怪我を負わせた事例。9,521万円の賠償命令。

[会社概要]
社名 :株式会社アーキエムズ
代表者:代表取締役 村田雅明
所在地:京都市中京区両替町通御池上ル龍池町449-1 エムズ烏丸御池
設立 :1962年2月10日
事業内容:デザインビルド事業・システムサービス事業・パーキングシステム事業・デベロップメント事業
URL :http://www.archims.co.jp