最先端医療技術へのインタビュー企画 株式会社OVUS 「健康管理に活かす!遺伝的ながん体質を知りたいあなたへ!」

最先端医療技術へのインタビュー企画 株式会社OVUS 「健康管理に活かす!遺伝的ながん体質を知りたいあなたへ!」

がんとは細胞の中の遺伝子が変化することで起こる病気です。
その遺伝子を検査して将来のがん発症リスクを調べるのが、「がん遺伝子検査」。

その最先端技術と言われる「がん遺伝子検査」を受けられた吉川寿一氏にインタビューを行い、
検査を受けた理由や率直な感想を聞きましたので記事にしました。

吉川寿一氏のプロフィール。
愛知県名古屋市在住。昭和36年生まれ。
税理士。平成16年に東名経営税理士法人を設立。

がん遺伝子検査を受けてみようと思われたきっかけを教えていただけますか?
吉川氏

私は4年前にがんを患いました。
健康診断は毎年受けていまして、4年前に受けた健康診断で胃がんが見つかったのです。

すぐに手術と治療を行いました。
胃の半分以上を切除しましたが、幸いなことにがんの転移は見つからず、4年が経った現在も再発はしておりません。

実は私の父親もがんを患っていました。
私はなぜ胃がんになったのか?
遺伝によるものだったのか?
もし遺伝だとすると私の子供にも大きな影響が出てしまうのではないか?

がんが見つかって以来、私はずっとそう悩み続けていました・・・。

そのころ知人より「がん遺伝子検査」のことを知りました 。
通常がん治療時に使われる「がんパネル検査」とは違い、あらゆる遺伝子を検査して、総合的に「遺伝子によるがん発症のリスク」を検査してくれる検査があるということでした。

私は長年悩んでいた「がんの遺伝」についてはっきりさせたいと思い、検査を受けてみることにしました。
実は妻の父も肝臓がんを患い、義母も乳がんなど複数のがんを経験していました。
両親がともにがん罹患しており、もしそれが遺伝性のがんであれば妻自身にもその遺伝子が受け継がれている恐れが高くなります。

妻本人はとても不安がっておりましたが、一緒に受けることになりました。
この遺伝子検査ではっきりとさせたいという思いで夫婦一緒に受けてみました。

がん遺伝子検査はどのように行われたのでしょうか?
吉川氏

私が受けたがん遺伝子検査は、血液検査で遺伝子解析を行うものでした。

まず最初にがん遺伝子検査の説明やカウンセリングを受けました。
次に遺伝子検査のための採血を行うのですが、私はちょうど健康診断を受ける時期でしたので、健康診断での採血と一緒にがん遺伝子検査用の採血も行ってもらいました。

採血してから大体1ヶ月後くらいに検査結果が出て、検査サービス会社から連絡を受けました。

結果を聞きに伺いまして、最初に遺伝子解析結果の報告書を受け取りました。
それから遺伝子学に詳しい先生から報告書の説明をしてもらい、私の遺伝子のこと、がん遺伝子の有無について1対1で詳しく話していただけました。

私は他の安価ながん遺伝子検査サービスを受けたことがありますが、それらは報告書の郵送だけで終わりです。
このときのように専門家の医師からじっくり説明してもらえることにはとても高い価値を感じました

がん遺伝子検査の結果はどうだったのでしょうか。
吉川氏

遺伝がん遺伝子検査の結果、私には胃がんを引き起こす遺伝子は無いことが分かりました。
つまり、私が4年前に患った胃がんは遺伝性がんではなかったのです。
(なお、妻にもがん遺伝子はありませんでした。)

それでは私の胃がんは何が原因だったのかと疑問が湧きましたが、先生のお話を聞いたり自分なりに調べたところ日々の食生活に原因があった可能性が高いと気付くことが出来ました。
私たちが日頃から口にしている食品に発がん性の高い添加物がどれだけ多く使われているかも知ることができ、食生活を改善していこうという気持ちになりました。

そして、胃がんは遺伝性でなかったものの、私には別のがん発症リスクが高い遺伝子があることが判明しました
これには大きな衝撃を受けました。

検査結果を聞いて、どのような感想を持たれましたか?
吉川氏

そもそも自分の遺伝子について説明を受けるというのは人生で初めての経験です。
それで「自分にがんリスクの高い遺伝子がある」と伝えられるわけですから、これまで感じたことのなかった気持ちを抱いたのを覚えています。

がん遺伝子があるという事実は変えられませんから、これからはいかにしてそれを予防していくかが大切になります。
前述の食生活改善のようにがん予防への知識を深め、定期的な検査を行ってがんへの備えをしていかなくてはいけないと思っています。

また、子供や孫への影響もありますので、どこかのタイミングで子供にも検査を受けさせてあげたいと考えています。

今回受けたがん遺伝子検査サービスは決して安くない金額ですが、がん家系で子供や孫への影響が心配な方や、がん罹患による社会的影響の大きい立場の方(会社経営者など)は受けられる価値は十分にあると感じました。

がん遺伝子検査について、吉川様が期待されることはありますか?
吉川氏

がん遺伝子検査はまだまだ症例が少ない医療サービスとのことです。
今後多くの人に広まって症例が集まり、検査精度が高まることにも期待しています。

また、がん遺伝子検査には私が受けた検査以外にも様々な検査サービスがあります。
私の場合は血液検査による高精度の検査でしたが、唾液や尿で検査できる簡便なものもあります。

金額や検査精度に合わせて遺伝子検査の選択肢が増えて、多くの人が活用できるようになれば良いなと思います。

【様々ながん遺伝子検査サービス】

サービス提供会社 検査の内容
S社 【唾液による検査】
検査キットで採取して郵送。 2~3週間後に検査結果が出て、体の5部位ごとのがんリスクを分析できる。
医療スタッフによるオンライン相談も。
M社 【唾液や尿による検査】
検査キットで採取して郵送。
約1ヶ月後に検査結果が出て、7つのがんリスク分析や、がん対策アドバイスを受けられる。
G社・O社 【血液や尿による検査】
医療機関にて採取。
約4週間後に検査結果が出て、各種がんの発がんリスクや予防管理レポートが出される。
また、検査結果の解説やカウンセリングを専門ドクターが行ってくれる。

【様々ながん遺伝子検査サービス】

サービス提供会社 検査の内容
S社 【唾液による検査】
検査キットで採取して郵送。 2~3週間後に検査結果が出て、体の5部位ごとのがんリスクを分析できる。
医療スタッフによるオンライン相談も。
M社 【唾液や尿による検査】
検査キットで採取して郵送。
約1ヶ月後に検査結果が出て、7つのがんリスク分析や、がん対策アドバイスを受けられる。
G社・O社 【血液や尿による検査】
医療機関にて採取。
約4週間後に検査結果が出て、各種がんの発がんリスクや予防管理レポートが出される。
また、結果解説やカウンセリングを専門ドクターが解説を行ってくれる。
がん遺伝子検査はどのような方に有効だと思われますか?
吉川氏
私は普段は税理士の仕事をしています。
自分自身で検査を受けてみてがん遺伝子が見つかり、がん罹患への備えがいかに大切かがよく分かりました。

特に会社経営者など責任を多く抱える立場の方には有効な検査だと思いました
自分にどんながん発症リスクがあるのかを知り、その対策として早くから生活習慣や食生活の改善などをし、少しでもがんになりにくい体質を整えておくことは経営者自身の健康を守ることであえり、ひいては会社とそのお客さまや従業員を守ることだと思いました。
税理士としてこのことを顧問先企業にも伝えていきたいと強く感じました。

私共の会計事務所でも「予防医療×予防法務」として、医療の専門家と法務の専門家で経営者を支えるサービスを始めました。
経営者の人生を支え、企業の未来発展にも、このがん遺伝子検査は役立っていくと感じています。


吉川氏が手掛ける予防医療×予防法務サービス

日本の経営者の平均年齢は70歳と言われています。
その年齢になればがんや認知症などの様々な健康リスクが存在しますね。

もし経営者ががんで入院や長期闘病を行うことになれば、確実に会社経営に大きなダメージが生じます。
認知症と診断されれば、経営者は「株主総会での議決権行使」が出来なくなってしまいますし、金融機関や取引先とのビジネスも止まってしまう恐れもあるでしょう。

つまり経営者の健康リスクとは、会社が休眠状態になってしまうリスクと同義なのです。

がん遺伝子検査はそのリスクを把握し、がんの早期発見・早期予防で経営者と会社を守り支える手段なのだと思いました。

「予防医療×予防法務サービス」はその考えに基づいて立ち上げました。
遺伝子という最先端分野を活用した新しいサービスですが、経営者・企業をお守りするのに必ず役立つサービスですから、パイオニアとして頑張っていこうと考えています。

がんを始め認知症や脳疾患など、経営者の将来の様々病気への備えを、医療専門家と法務専門家(法務・法務事務・不動産・保険・FP)のチームでサポートします。
ご興味を持たれた方には資料をお送りしますので、ご希望の方は東名経営税理士法人までお気軽にお問合せください。

参考情報 【ゲノム医療推進法】
ゲノム(全遺伝情報)を調べた結果に基づいて診断や治療を推進するための法律。
遺伝情報によって不利な扱いを受ける差別への対応が明記され、日本では2023年6月に可決された。
欧米や韓国などではすでに制定されており、罰則が設けられている国もある。
  • インタビュアー

    株式会社ウィズハート
    代表取締役
    木代 晃輔

    神奈川県出身。大学卒業後に損害保険会社で勤務。
    独立後は株式会社ウィズハートの代表として、保険相談サイト「保険ウィズ」や、FP相談サイトを開設。
    15年以上にわたって生命保険・損害保険の仕事に従事し、日本全国から年間100件以上のご家庭の保険相談にお応えしています。