【海外旅行保険】香港で飛行機の遅延が発生したお客様に、旅行事故緊急費用の保険金をお支払いしました。

株式会社ウィズハート
代表 木代晃輔

株式会社ウィズハート
代表 木代晃輔
株式会社ウィズハートの木代(きしろ)です。
ウィズハートから海外旅行保険に加入いただいたお客様が、日本から香港を経由してタンザニアに向かう際、香港便が遅延したため乗り換え便に間に合わなかったという事故に遭われました。
代替便や現地での宿泊費用などを旅行事故緊急保険金として、保険金5万円がお支払いされました。
事故が起きた経緯やかかった費用と、加入された海外旅行保険について
- お客様の年齢
- 20代女性
- 加入した保険
- ウィズハートから海外旅行保険(AIG損害保険会社)に加入。
保険期間24日間で、保険料は約2万円。 - 渡航先の国
- タンザニア
お客様は8月に日本から香港を経由してタンザニアに向かう予定でした。
しかし、日本から香港に向かう航空便が遅延したためタンザニア便に乗り換えができず、香港での1泊分のホテル費用約2.3万円と翌日の代替便との差額約10万円を併せて負担しなければならなくなってしまいました。
香港空港にいるお客様から弊社にお電話があり、加入した海外旅行保険でこれらの費用を補償できるかというご相談を受けました。
事故状況や補償内容などを確認し、保険会社と連携をとりました。
最終的に旅行事故緊急保険金の保険金額5万円を限度にお支払い可能であることになり、お客様がご帰国後に保険金請求を実施し、無事に保険金を受け取られています。
旅行事故緊急保険金とは
旅行事故緊急保険金とは、航空機の遅延や手荷物の不時着など旅行中に偶然の事故で追加費用が発生した際の費用を補償してくれる保険です。
例えば、今回のケースのように航空機が遅延して乗り継ぎに間に合わなかった場合など、以下のような費用が発生することが考えられます。
・代替便の費用
・代替便が翌日となった場合のホテル代
・代替便待機中の食事代
・遅延により発生する現地でのツアーキャンセル料
特に、代替便の費用は高額になる可能性があるため注意が必要です。
元々搭乗予定だった便については払い戻しが受けられますが、緊急で手配する代替便の方が正規料金などで高額になるケースがあります。
今回ご紹介したお客様も、元々の乗り継ぎ便の費用約9.5万円は返金されましたが、翌日に手配できた代替便の費用が約19.2万円となったため、差額の10万円近くが自己負担となってしまいました。
旅行事故緊急保険金は補償限度額が決まっており、必ずしも負担した費用全額が補償されるわけではありません。しかし、緊急時には予期しない様々な追加費用が発生するため、このような補償で少しでもカバーされると安心です。
ただし、旅行事故緊急保険金は、地震や津波などの天災や戦争・内乱などの理由による事故は対象としていませんのでご注意ください。
もしもの時の備えに海外旅行保険が大切
海外旅行では何があるかわかりません。
海外旅行保険では、現地でのケガや病気のほか、携行品の紛失や盗難、航空機の遅延やロストバゲージ、個人の賠償責任事故など様々なトラブル・事故による損害がカバーできます。
もちろん事故やトラブルがないのが一番ですが、もしもの時に、少しでも経済的な負担が軽くなったり、アシスタンスサービスが利用できたりすれば心強いですね。
海外に渡航される際には、安心できる補償や信頼できるサービスのついた海外旅行保険に必ず加入しておきましょう。

この記事の執筆者:木代 晃輔
株式会社ウィズハート 代表取締役
神奈川県出身。大学卒業後に損害保険会社で勤務。
株式会社ウィズハートを創業し、保険相談サイト「保険ウィズ」やFP相談サイトを開設。
損保勤務時は損害保険の開発業務に携わり、現在は海外旅行保険や個人賠償責任保険のプロとしても活動中。