FP・識者の保険コラムExpart Column

金融機関で広がるLINEの活用

三井住友海上のLINE活用
無料通信アプリ「LINE」を活用したサービスに力を入れる金融機関が増えています。

LINEは無料で使えるアプリということもあり、若年層だけでなく中高年にも利用者が増えている上、スマートフォンで手軽に利用できるということで人気を集めています。
LINEを使ったサービスは今後、更に広がっていくと考えられます。

顧客向けに専用アプリを用意している金融機関も多いですが、利用するにはダウンロードをしないといけませんし、そのアプリ毎にログインするのにはIDやパスワードが必要になってきます。
顧客にとってももし複数の金融機関を利用しているとその分アプリ数が増え、IDやパスワードの管理も大変になってくるでしょう。
LINEの良いところは、友達登録をしていれば、LINEにログインをすればそのまま金融機関とのメッセージ画面まで行くことができることだと思います。

三井住友海上火災保険のLINEに登録してみました

実際に私もLINEに三井住友海上火災保険を登録してみたのですが、簡単にアクセスでき、これなら誰にでも使えるのではないかと感じました。
契約内容の確認や連絡サービスに加えて、保険金支払い手続きの進捗状況も確認できるので、利用者の立場から見てもとても良いツールだと思います。

利用者にとって保険金請求をした場合に、今がどのような状態でいつくらいに保険金が支払われるのかというのは、最も大きな関心事項です。
仕事や日常生活が忙しくて電話をする時間が取れなくても、LINEを利用して進捗状況が確認できれば便利ですし、利用者の安心にも繋がると思います。

また他の金融機関の事例をみると、アクサ損害保険では保険料見積もりができるサービス、みずほ銀行では残高照会や入出金明細が確認できるサービスが用意されています。
LINEから色々な問い合わせが簡単にできれば、それだけその金融機関は身近に感じられるのではないでしょうか。

利用者から見ても企業側からも見てもLINEは面白いツールであるように思います。