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海外旅行コラムTraveler Column

海外旅行保険のキャッシュレス治療は、実際に使うとすごく便利で簡単でした。

2024年6月18日

海外旅行保険のことを調べていて、「キャッシュレスサービス」や「キャッシュレス治療」という文字を目にしたことはないでしょうか。

海外旅行保険では通常、まず自分で医療機関に治療費を支払っておいて、その後に保険会社に請求し、保険会社から保険金を受け取るシステムになっています。
ですが、このキャッシュレス治療のサービスでは保険会社が直接医療機関に治療費を支払ってくれるので、私たちが立て替えることなく治療が受けることができます。

私は以前にイギリス・ロンドンに住んでいて、加入していた海外留学保険のキャッシュレス治療を利用したことが数度あります。
どんな流れでキャッシュレス治療を受けたのか、当時の体験を記事にしましたのでご紹介します。

poohish

この記事の執筆者:poohish

イギリス滞在歴約5年、中米滞在歴約9ヶ月。仕事をしながらヨーロッパ・アジア・中米を中心に48カ国渡航しました。 普段は英語関連を中心としたウェブライターと翻訳、英語教師をしています。英語の他にスペイン語も日常会話レベルで扱えます。

海外経験や異文化交流経験を生かして、旅のコツや各国文化など、幅広く海外旅行や海外生活に関する情報を発信していきます。


キャッシュレス治療を受けようと思ったときの症状

疲れたりストレスが溜まったりしたときに、膀胱炎を起こしやすい私。
普段は水をたくさん摂っていれば治るのですが、イギリス滞在中にかなりひどい膀胱炎を起こしてしまい、病院に行くことにしました。

イギリスでは現地の病院であれば治療費が無料なのですが、膀胱炎で病院に行けるのかどうかわからず、また当時は言葉に不安があったため、ロンドンに複数あった日本人向けの有料の病院に行くことにしました。

ロンドンなどイギリスの大都市には日本人向けの病院があります。日本人向けの病院は、医師も看護師も受付もすべて日本人だったり、日本語が完璧に通じる人が働いています。
公的医療機関ではなく私設の医療機関になるため、治療費に公的医療保険を使うことはできず、高額な費用がかかります。

ですが海外旅行保険に入っておけばこういった日本人向け病院でも海外旅行保険が使えるので、言葉に不安がある旅行者や留学生にとってはすごく重宝します。

病院に電話をして問い合わせ

病院に行こうと思った時、私はまだ海外旅行保険のキャッシュレス治療のことが頭にありませんでした。
家から一番近かった日本人向けの病院に電話をし、膀胱炎の治療が可能かどうかを問い合わせると治療が可能だと伝えられ、さらに海外旅行保険に加入しているかどうかを質問されました。
そこで私が加入していた海外旅行保険で、キャッシュレス治療が出来るということを案内されたのです。

治療の予約をしてもらい、病院に行く前に保険会社にその病院で膀胱炎の治療をしたい旨を伝えるようにと言われました。
電話のあとに海外旅行保険の保険証を見てみると、キャッシュレス治療に対応している病院リストが入っていました。ロンドンにあるほとんどの日本人向け病院が対応していたと思います。

キャッシュレス治療を受けるための準備

病院の案内通りに海外旅行保険のサポートセンターに電話をし、症状と行きたい病院を告げると、すぐに行って良いとのこと。
ちなみに私は先に病院に電話をしてしまいましたが、まず最初に保険会社のサポートセンターに電話をして提携病院を案内してもらうのが一般的なようです。

キャッシュレス治療を受けるにはこの事前連絡と海外旅行保険の保険証だけ持っていればOKで、他に身分証などは必要ありませんでした(ただ、念のためパスポートは持って行くことにしました)。

病院での手続きと治療

病院は日本人向けの病院だったので、受付も治療も日本とあまり変わりありませんでした。
いくつか診療科があったので、受付をしてその診療科に向かいます。治療内容も、日本で診察してもらうときとほとんど変わらなかったです。

病院での清算の様子

治療が終わるともう一度受付に行って、清算に呼ばれます。
キャッシュレス治療ですから、お金を支払う必要はありませんが、薬の受け渡しと治療内容の確認などがありました。
そして最後に、この治療費用を保険会社のキャッシュレスサービスで処理するということを告げられて終了です。

本当にお金を支払わずに治療をしてもらえ、薬をもらえたため、金額を正確には覚えていないのですが、受付で見せてもらった明細に書いてあった治療費は自分で払うのは無理だと感じるくらい高かったです。
4~5万円くらいはしたと思います。

イギリスは基本的に公的医療機関なら治療費が無料な一方、私設医療機関は治療費が高いのです。
ただ、質の高い医療を受けようと思うと私設医療機関の方が良いらしく、それを望む人は高額な治療費を支払うか、保険に加入して治療費をカバーするようでした。

それを考えると、4~5万円という治療費も特段高額というわけではないのでしょう。
余談ですが、現地の人は膀胱炎くらいでは病院には行かず、薬局に薬を買いに行って治すみたいです。

キャッシュレス治療を使った別の症状

キャッシュレス治療は本当に便利なので、このとき以外もイギリス滞在中に何度か利用させてもらいました。
上記の膀胱炎がはじめてのキャッシュレス治療だったのですが、他にも風邪を引いた時や婦人科系の心配事があったとき、そして蜂に刺されたときなど、キャッシュレス治療が使える範囲はとても広かったです。

サポートセンターは24時間営業だったので時差の心配もなく、症状が出て病院に行きたいと思ったときにいつでも連絡できました
私は長期滞在で海外留学保険に入っていましたが、まさかこんなにキャッシュレス治療にお世話になるとは思いませんでした。

まとめ:キャッシュレス治療サービスこそ海外旅行保険のメリット!

私のようにイギリスのロンドンという大都市に行くなら、必ず現地にキャッシュレス治療が受けられる病院があるでしょう。また、それほど大都市ではなくても、提携している病院は多くあるようでした。

私の体験からもわかるように、治療費が高額になりがちな海外で、キャッシュレス治療はとても便利なもの。
もしも海外旅行に行かれるときには、事前にキャッシュレス治療についてもチェックしておくことをおすすめします。

poohish

この記事の執筆者:poohish

イギリス滞在歴約5年、中米滞在歴約9ヶ月。仕事をしながらヨーロッパ・アジア・中米を中心に48カ国渡航しました。 普段は英語関連を中心としたウェブライターと翻訳、英語教師をしています。英語の他にスペイン語も日常会話レベルで扱えます。

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