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賃貸住居用火災保険(家財保険)は自分で選ぶべき!3つのメリット。

公開日:2021/11/28
最終更新日:2021/11/29

マンションやアパートなど賃貸物件の契約をする時に、必ず加入するのが賃貸住居向けの火災保険(家財保険)です。
多くの人は不動産業者で部屋を借りると思いますが、残念なことにその時に提示された火災保険にそのまま契約している方が多いです。

しかし、その火災保険は自分で選ぶことが出来ます。
賃貸物件を契約する時に火災保険への加入が必須になっていることは多いですが、実は不動産会社から提示された火災保険に加入する義務はありません。

むしろ、「提示した火災保険への加入が必須です」と強制的に案内することは保険業法第300条「圧力募集の禁止」に違反しており、金融庁や保険会社にその不動産会社を通報すれば不動産会社は注意や処分を受けることになります
もしそのような悪質な営業を受けたのであれば、金融庁・保険会社に通報しましょう。

家財保険を自分で選ぶ3つのメリット

保険料を安く出来る

不動産業者や大家さんが提示する火災保険は、割高な価格設定のものが多いです。

これは、不動産会社に支払う代理店手数料がかかっているのが理由です。
紙の申込書などにかかる資料費用、手続き対応する人件費がかかるので、その分だけ代理店に支払う手数料が発生するのです。

保険会社と直接契約する場合は、その手数料が必要なくなるので保険料が安くなるケースが多いです。

特に最近ではインターネットで契約できる家財保険が増えています。
インターネットで加入出来る保険は、ネット上で契約を完結出来る分、人件費や店舗維持費などがかからず、割安な保険料となることが多いのです。

選ぶ側としても、24時間いつでも簡単に契約出来るのが嬉しいですし、家財保険はインターネットで申し込むのをお勧めします

自分に合ったプランを選べる

多くの場合、不動産会社や大家さんが提示する火災保険は1社のみです。その中からプランを選ぶ事は出来ますが、保険会社によって補償内容や保険料は異なるので、提案された火災保険が自分に合っているとは限りません。

以前に書いた記事の「賃貸住居向け火災保険の選び方」で書いていますが、保険はいざという時に使うものなので、補償は少な過ぎても多過ぎても損をします。

もちろん不動産業者などから提示された保険会社をすぐに断る必要はありません。それを一旦持ち帰って、参考にしながら自分でプランを検討するのが良いでしょう。

プランの把握でいざという時に使いやすい

自分で保険会社やプランを検討すると、どんなものに加入をしているのかしっかり把握することが出来ます。保険は入ったら終わりではなく、いざという時に使わなければ意味がありません。

実は家財保険に限らず、保険の申請漏れというのは多く存在します。
理由は、「何に加入しているのか分からなかったから申請をしなかった」というのが一番多いそうです。

保険は申請しなければ保険金を受け取ることができないので、どんな時に保険が申請出来るのか知っておく事はとても重要です。最終的にお勧めされた家財保険に加入したとしても、プランに納得して加入したのであればいざという時にも安心です。

家財保険を自分で選ぶときのデメリットも知っておこう

1.自分で時間をかけて調べなければいけない
2.加入するときの手続きも自分で行う

家財保険を自分で選ぶメリットをお伝えしましたが、逆にデメリットもあります。それは、なんでも自分で行わなければいけない事です。
調べるのも、加入手続きするのも自分です。

ただ加入手続きについては実際にやってみれば意外と簡単ですので、そこまで負担を感じることはないはずです。

この記事のまとめ

以上のように、賃貸向けの家財保険は自分で選ぶ事が出来て、以下の3つのメリットがあります。

1.保険料を安く出来る
2.自分に合ったプランを選べる
3.プランの把握でいざという時に使いやすい

保険で損をせずにいざという時にしっかり使いたいという人はぜひ自分で保険を選んで下さい。