妊婦が新型コロナに感染すると妊娠後期ほど重症化。日本産婦人科医会が注意喚起。
産婦人科の医師で作る日本産婦人科医会が9月17日、「妊婦が新型コロナウイルスに感染すると妊娠後期に症状が重くなる傾向がある」と公表し、妊娠中の方々に注意を呼び掛けています。
日本産婦人科医会では全国2200の産科クリニックや病院を対象に調査を行い、その結果をHPにて公開しました。
それによると、妊娠中に新型コロナウイルスに感染して酸素投与が必要になるほど重い症状の妊産婦は、
妊娠初期~中期では8%
だったのに対して、
妊娠後期では37%
と約4倍~5倍にまで上がったとのことです。
また、新型コロナウイルスに感染して死亡した妊婦も1人いたことも明らかになりました(外国人旅行者)。
日本産婦人科医会は「妊娠後期の妊婦は重症化しやすく、感染予防に特に気を配る必要がある。」と注意を呼びかけており、「自宅に感染者、濃厚接触者が居る場合に、妊婦が安全に隔離されるような体制が必要」と感染予防の徹底をするようアナウンスしています。
調査結果の注意点をまとめた日本大学医学部の早川智教授は「妊娠後期の女性は胎児の成長に伴って肺が圧迫されやすく、肺炎になると重症化しやすい可能性がある。今回の調査結果は当初の予想を裏付けるものだ。」と指摘しています。
妊娠異常や異常分娩(帝王切開等)には医療保険で備えを
このように、新型コロナウイルスの妊婦への影響が徐々に明らかになってきました。
妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると、出産は帝王切開で行う可能性が高くなります。
例えば慶応大学病院や東京女子医科大学では「新型コロナウイルスに感染したりその疑いがある場合は、院内感染防御の観点から帝王切開術による分娩が望ましい」と説明しており、多くの産科が同様の対応を取っています。
そのため通常分娩に比べて多くの入院日数・手術を要することになり、それだけ医療費用・出産費用が多くかかることになります。
実際に弊社の女性スタッフも妊娠後期に異常が見つかり100日近い入院・帝王切開出産を行い、全部で90万円近くのお金がかかったと言っています。
そのような場合に備えるためにも、まだ医療保険に未加入の方はぜひ医療保険の検討をしていただきたいと思います。
保険料でいえば月額1000円~2000円前後で、その負担で大きな家計出費に備えることが出来ます。
妊娠中の方でも加入できる医療保険を比較するページも作成しましたので、よろしければご活用ください。
妊娠異常・帝王切開に備えられる医療保険の比較ページ
保険料や特長で医療保険を比較しています(さきほど書いた女性スタッフの入院生活についても後半に載せています)。