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【海外旅行保険】アメリカ旅行中に手術&入院されたお客様に、治療費2000万円の保険金をお支払いしました

更新日:2024年09月09日
保険ウィズ(株式会社ウィズハート)代表取締役 木代晃輔
株式会社ウィズハート
代表 木代晃輔
保険ウィズ(株式会社ウィズハート)代表取締役 木代晃輔
株式会社ウィズハート
代表 木代晃輔

保険ウィズの木代です。
2024年になって、だんだんと海外旅行に行かれる方が増えてきましたね。

旅行が活発になることは良い一方、海外旅行で怖いのは急病やケガです。
海外に行くのは久しぶりという方は多いですし、食文化や環境の違いで体調を急に崩される方は多いです。

私のお客様(男性)もつい先日にアメリカに家族旅行に行かれ、突然の心筋梗塞で倒れられ、現地の病院で手術と入院をされました。
10日間の入院と手術で、かかった治療費の総額は約2,000万円でした!

海外の医療費はものすごく高額になる。

このお客様は旅行前半から体調があまり良くなかったようでしたが、「せっかくの旅行なのに家族に迷惑をかけたくない」と考え、病院には行かなかったとのことでした。
そして旅行後半に心筋梗塞で倒れられ、そのまま救急病院に搬送されました。

きっと久しぶりの海外旅行による疲労が体に蓄積していたのではないかと思います。

旅行で楽しい時を過ごしているとつい疲れを忘れてしまいますが、日本と違う環境や食文化による負担は確実にあります。
これは誰にでも起こりえることです。

ICU

その後、病院には10日間の入院をして手術も受けられて、体調が回復されてからご家族とともに日本に帰国されました。
病院から送られた請求書は数百万円のものが複数並び、その合計の医療費は約2,000万円にもなりました

海外で治療を受けると、国内と違って健康保険は効かないため、その費用はとても高額になります。
特にアメリカは医療費用が世界一高い国で、入院や手術をすれば1000万円を超える費用になることも珍しくありません
また、この数年で世界的インフレが起きているのに加えて円安の影響もあり、海外医療費はさらに高騰しています。

海外旅行保険に入っていたおかげで・・

幸いなことに、お客様には海外旅行保険にご加入いただいていました。
2000万円の医療費はすべて保険会社が支払い、お客様の負担はゼロで済みました。

医療費だけでなく、
・家族の滞在延長にかかった費用(ホテル代など)
・交通費(タクシーや駐車場代など)
・薬代
・入院のために必要な物品購入
・日本に帰国してから日本の病院でかかった医療費
などもすべて保険でまかなえました。

事故当時、ご家族からはアメリカの救急病院からサポートセンターにお電話いただきました。
突然の事態で不安な中で、日本語によるサポートや、病院との交渉サービスなども提供できてお客様にも安心いただけたのではないかと思います。

これこそが海外旅行保険の一番の役割だと私は思いますし、海外に行かれる方は絶対に加入していただきたいと思います。

2,000万円の費用をもし自腹で支払うことになれば自己破産の恐れもあります(実際に海外では医療費を理由に破産する人も多くいます)。
クレジットカードの保険を頼りにされる方もいますが、ほとんどのクレジットカード付帯保険は医療費保障は100万円前後で、今回の2,000万円のケースではとても足りません。

保険会社の保険金支払い担当者に、話しを聞いてみました

担当者と打ち合わせ

この事故の保険金支払いをした損害保険会社の担当者と話しをしまして、最近の海外事情や海外旅行保険について聞けたことを紹介します。

海外の医療費が上がっている

長く保険金支払いの業務をしてきた彼も、最近の海外医療費が高騰していることを言っていました。
『アメリカやカナダが突出して高く、アジアでもタイやシンガポールも以前よりも高くなってきている』とのこと。

医療費が1000万円を超えるケースが毎月のように起きているようです。

(もし保険に入っていなければ)『アメリカへ旅行に行くのはまさに命がけになりますね』と。

日本人向けに高めの医療費を請求する病院もある

日本では医療費はどの病院でも基本的に同額ですが、海外では医療=ビジネスのため、金額を自由に決めることが出来ます。

病院によっては旅行者に対して高額な金額設定をしているところもあります。

そのような病院に対してもお客様が窓口でお金を出さずに済むキャッシュレス治療を受けられるよう交渉し、またその医療費が常識を超えて高すぎる場合には専門の医療業者を交えて金額交渉を行うこともあるようです。

持ち物の盗難について

日本はとても治安の良い国ですが、同じ感覚で海外で過ごすのは危険です。

『海外では盗難事件がとても多く、なかでもスマホ盗難が特に増えている』とのことで、実際に私のお客様にも「スマホが盗まれてしまった」とご連絡いただくケースが毎年必ずあります。

海外旅行保険の携行品補償でスマホが補償されるかは保険会社によりますので、携行品補償の範囲については必ず事前にご確認いただくのが良いでしょう。

海外旅行保険を探す際のアドバイス

多数の保険金支払いの経験を持つ彼からは、『治療費用の補償金額や後遺障害の補償金額は多め(または無制限)での加入をお勧めしたい』と助言がありました。
理由として、やはり昨今の海外医療費高騰を挙げていました。

また、若い人だと「自分は若いし健康だから海外でも大丈夫だろう」と考えられる人もいますが、海外で病気・ケガをしてしまう人に年齢の偏りはあまり無いそうです。

『高額な保険金支払いを目の当たりにするたびに、海外旅行保険の大切さを実感する』と言っていました。
海外医療費を決して軽く見ることなく、十分な補償金額の保険をかけて旅行をしっかり楽しんでいただきたいと思います。

過去の事例「日本人がハワイで暴行され、病院から治療費800万円を請求された事件」

少し前の2018年の事件ですが、海外医療費の高さを痛感する事件がありました。

日本人旅行者(30代男性)が夫婦でのハワイ旅行中に、現地の人から暴行を受け、意識不明のまま救急車で救急病院に搬送されました。

顔に3か所の骨折をしていましたが、緊急手術が施されて一命はとりとめました。

そして退院後にハワイの病院から、緊急手術および入院費用として800万円の治療費を請求されたのです

この事件のことはハワイのテレビ番組でも広く報道されました。

悲痛な事件ではありますが、このような悲劇は定期的に起きていて、それが自分自身に起きる可能性を無視することはできません。
国内メディアであまり報道されていないだけで、日本人が海外で病気や大ケガをしたり、事故に巻き込まれているケースは実は思っている以上に多く起きています。

ハワイで家族が緊急手術&入院で高額治療費SNSでもこのような投稿を定期的に見かけます。

海外旅行の際には必ず海外旅行保険に加入するようにしましょう。

保険ウィズでは15年以上にわたって海外旅行保険の仕事を行ってきました。
万が一のときにはお客様をサポートし、安心して旅行を楽しんでいただくことを願って、この仕事を長年続けています。

もし海外旅行保険のことでお問合せやご相談がございましたらお気軽にご連絡ください。

木代 晃輔

この記事の執筆者:木代 晃輔

株式会社ウィズハート 代表取締役
神奈川県出身。大学卒業後に損害保険会社で勤務。
株式会社ウィズハートを創業し、保険相談サイト「保険ウィズ」やFP相談サイトを開設。

損保勤務時は損害保険の開発業務に携わり、現在は海外旅行保険や個人賠償責任保険のプロとしても活動中。