オーストラリアにワーホリで行かれたF様の海外旅行保険のご利用事例
エアーズロックを背景に写真撮影
- 渡航された国
- オーストラリア
- 渡航時期
- 2023年3月からワーキングホリデー(1年間)
【ご加入のきっかけ】
HPから保険ウィズにご相談いただいて、ご案内した大手保険会社の海外旅行保険にご加入されました。
潰瘍性大腸炎という指定難病の持病をお持ちで、加入できる海外旅行保険を探されていたF様。
ご案内した海外旅行保険にご加入いただき、ワーキングホリデーに出発されました。
8月頃に体調を崩されて、オーストラリア現地の病院を受診。
その後に保険金をご請求され、合計で25万円ほどの保険金が支払われました。
F様にオーストラリアでの生活のこと、病院受診や保険会社とやりとりされた当時についてインタビューさせていただきました。
- F様がワーキングホリデーに行かれた理由や、現地での生活のことを教えてください。
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Fさん-
私は以前から海外に長期で生活してみたいという思いがありました。
これまで日本では病院での仕事を続けていましたが、29歳のときにその仕事がいったん落ち着きまして、この機をいかして海外に行ってみることを考えるようになりました。
ワーホリの年齢制限は30歳ですから、ラストチャンスだという気持ちでしたね。
- オーストラリア現地の生活はもう慣れましたか?
-
Fさん-
ワーホリも10か月が過ぎて、だいぶ慣れました。
日本との違いにもたくさん気付きます。
日本人は時間や規則にまじめですが、こちらの人たちは良くも悪くもマイペースなところがあります。例えば病院から薬入荷の連絡を待っていたのにいつまでたっても連絡がなく、聞いてみたら担当者が悪気なく忘れてしまっていたり(笑)。
様々な場面で似たようなことがあるので、そういう状況を許容できる「なぁなぁな精神」がないとストレスに感じてしまう人もいると思います。
シドニーで訪れたオペラハウス
- 8月には病院にかかられましたが、どのようなご状況だったのでしょうか。
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Fさん-
当時はマッサージの仕事をしつつ、語学学校にも通っていました。
学校に行ったら急に気分が悪くなりまして、「あ、これは明らかに普段とは違うな」と自分自身でも分かりました。加入した海外旅行保険が提携している病院一覧に、日本語が通じる病院がありました。
そこに電話して症状を伝えたところ、「緊急で診察したほうが良い」とのことで、すぐに病院に向かいました。病院では救急外来(ER)で受診させてもらい、血液検査を受けて、後日には脳のMRI検査も受けました。
幸いなことに、検査結果からは特に大きな病気は見つかりませんでした。
今思えばこの時期はかなり高い頻度でマッサージの仕事をしたり勉強もしていましたので、体に無理がきてしまっていたのだと思います。
病院から受け取ったMRIの診断書
- オーストラリアの病院を受診されて、日本の病院との違いは何か感じられましたか?
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Fさん-
日本では診察を受ける際に自分で病院・クリニックを探して行けますが、オーストラリアでは基本的にはまずGP(総合診療医)で診察を受けてから、専門の病院を紹介される・・という形になります。
そこは日本の医療との大きな違いですね。それと私が受診した救急外来(ER)では、救急といえど診察してもらうまでかなり時間がかかりました。
全て終わるまで半日はかかっていたと思います。
- 保険会社へのご連絡や保険金請求についても教えていただけますか?
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Fさん-
このときはキャッシュレス治療ではなく、5万円を超える治療費を自費で立て替えてから後日に保険会社に治療費請求しました。
オーストラリアからコールセンターに電話しまして、日本人の方が出られて日本語で話すことが出来ました。
安心して話をすることができて、満足度もとても高かったです。その後のやりとりもとてもスムーズに行われて、保険金もすぐに支払われましたので不満な点は何もありませんでした。
実はこのあとも他の病気や歯の治療で病院受診をして保険金請求をしました。
慣れない生活のストレスからか虫歯にもなり、歯医者での治療を2回受け、保険金請求しました。どのときも満足いく対応をしてもらえました。
虫歯の治療費は合計10万円改善点については強いてあげればですが、コールセンターから教えてもらえる現地の病院情報は概要ベースでしたので、現地の病院や医療事情についてより詳しい情報が提供されると良いなと思いました。
(概要ベースの情報であれば、自分自身でもネットで調べて見つけることも可能ですので)難しい要求だと思いますが、保険利用者としてはそこまでの情報をいただけたらすごくありがたいなと思います。
- これから海外に行かれる方へのアドバイス・メッセージがあれば教えていただけますか?
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Fさん-
私は今回のワーホリで海外旅行保険を複数回使用していて、保険に入っていてほんとに良かったと実感しています。
保険があるからこそ健康で過ごせているし、安心して生活していくことが出来ます。
私はもともと潰瘍性大腸炎という難病の持病を持っていますから余計にそう思います。オーストラリアに来ている他の日本人と話をすることもありまして、まれに「保険には入っていない」と言っている人もいます。
私からしたら、「ものすごくリスキーな賭けをしているな」と感じます。私は渡航する前に「ワーキングホリデーの海外旅行保険はないか」とネットで探して、保険ウィズのHPを見つけ、木代さんに相談して保険に入ることが出来ました。
すごく助かりました。慣れていない生活環境だからこそ、保険があることの安心は大きいです。
これから海外に行く人には、海外旅行保険は絶対に必要なんだと伝えたいです。
インタビューを終えて
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オーストラリアでの生活を通して多くの経験を積まれているF様。
海外へのチャレンジを保険を通じてサポートすることが出来て、私も光栄に思いました。「保険に入って良かった」と言っていただけるのはこの仕事をしていて一番うれしい瞬間です。
ワーホリVISAを延長されて、もう1年オーストラリアに滞在されることになり、その保険もサポートさせて頂くことになりました。インタビューにも応じてくださったF様に心から感謝申し上げます。
(インタビュアー:木代)
潰瘍性大腸炎の薬の手配について、追加で質問しました。
- 潰瘍性大腸炎のお薬はオーストラリア現地の病院で処方してもらっているのでしょうか?
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Fさん-
私の持病の薬に関しては、私は日本からの持ち込み、現地調達の両方です。
というのも、自分の想定よりも一時帰国する機会が多くなってしまったためです。もともと日本に頻繁に帰るつもりはなかったので、現地の病院を受診して薬を頂いたこともあります。
その際は、特に特別な病院ではなく、普通のGP(一般開業医)に行って薬をもらいました。日本を出る前に英文で診断書をもらっていたので、そこに書いてある薬と同じ成分の薬がほしいと伝えました。
私の場合、薬代は持病の薬「メサラジン」がだいたい月9,000円、整腸剤が月9,000円でした。
処方箋は6ヶ月有効なので、なくなったらまた病院に行って処方箋をもらうという感じです。
- 日本からのお薬の持ち込みは何ヵ月分持っていかれたのでしょうか?
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Fさん-
日本から持ち込みしたのは3ヶ月分です。
私のかかりつけ医の先生は最高で3ヶ月分までしか薬を出してくれませんでした。
これに関しては、かかりつけ医に相談してみてケースバイケースになると思います。一方オーストラリアの病院では、発行される処方箋は6ヶ月有効です。
詳しく説明すると、日本ではたとえば1ヶ月に1回通院して薬を定期的にもらうという感じですが、オーストラリアでは1回病院を受診すると6ヶ月間有効な処方箋がもらえます。
つまり、1回の受診で半年分の薬がもらえます。その間の病状が安定していれば通院する必要はなく、半年後に処方箋の有効期限が切れるので、また病院を受診して次の半年分の処方箋をもらうというシステムです。
患者本人の症状が安定していれば手間もかからず楽ですが、日本のように定期的な症状の把握を医者がするわけではないため、体調の微妙な変化を診て薬を変えたり等の対応は難しいです。
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インタビュアー
株式会社ウィズハート
代表取締役
木代 晃輔
神奈川県出身。大学卒業後に損害保険会社で勤務。
独立後は株式会社ウィズハートの代表として、保険相談サイト「保険ウィズ」や、FP相談サイトを開設。
15年以上にわたって生命保険・損害保険の仕事に従事し、海外旅行保険を中心に日本全国からの保険相談にお応えしています。