インタビューコラムInterview Column

潰瘍性大腸炎の方のイギリスでの薬確保や病院のかかり方

F様は現在ご家族でイギリスに渡航して生活されています。

F様は潰瘍性大腸炎の持病を持たれており、潰瘍性大腸炎の診察やお薬をイギリスでどのようにして確保されているのか、インタビューで聞かせていただきました。
潰瘍性大腸炎をお持ちでイギリス渡航を予定されている方はぜひご覧ください。

カナダで生活していた地域の商業施設
イギリスでの1年間の生活
イギリスで病院を受診されるにあたって事前準備や流れはどのようになりますか?
Fさん
Fさん

まずイギリスではGP(General Practitioner…かかりつけ医/家庭医)の登録が家族全員必要で、基本的にその医師に診察してもらいます。
かかりつけ医については口コミなどで情報収集はできますが、私は行きやすさで最寄りのかかりつけ医に決めました。

入国してからGPを登録すると初診連絡があり、2週間後に予約が取れました。
簡単な問診と尿検査があり、そのときに潰瘍性大腸炎の事を伝えました。

また、後日に家族が骨折したときは緊急ですぐに病院にかかれました。
このときはGPは時間外でしたので、救急病院を受診しました。
緊急でなければGPでの電話問診の後に1週間ほど待つ(場合によってはそれ以上)ことも多いです。

イギリスの健康保険には加入されているのでしょうか?
Fさん
Fさん

はい。
イギリス渡航前のVISA申請時に、NHS(National Health Service)というイギリスの国民健康保険への加入が必須です。

6か月以上滞在だと加入が義務になり、VISA取得期間分の保険料を支払うことになります。
私は1年間滞在のため、1年分の支払いをしました。

NHSでほとんどの受診が適用範囲で、持病の治療も保障対象となっていました。
そのため病院にかかったときの医療費に関してはお金はかかりません。
ただ、処方量に関わらず、1つの処方箋に対して9.35ポンドかかりました。

潰瘍性大腸炎のお薬は、どのようにして確保されているのでしょうか?
Fさん
Fさん

最初は薬を日本で2~3ヶ月分を処方してもらって持っていきました。
持っていく際は、英文の病状経過及び薬剤証明書を日本の先生に用意していただきました。

F様からの写真:病院から受け取ったMRIの診断書
F様が服用している潰瘍性大腸炎の薬

イギリスでの初診のときにGPに現在の状況を説明したところ、病状も落ち着いていたこともあり、「薬が足りなくなったら、言ってくれれば薬を処方します」との返答でした。

ちなみに私は日本では錠剤(アサコール)、整腸剤(ビオ3)、坐薬(ペンタサ)を処方されていましたが、そのうち整腸剤についてはイギリスでは処方薬にはなっておらず、薬局で直接購入するように説明がありました。
ここも日本との違いでした。

日本の健康保険は残されているのでしょうか?
Fさん
Fさん

はい。
健康保険や住民票は残したままで住民税や健康保険料も支払っています。
一時帰国時にもすぐに健康保険が使えるようにするためです。

潰瘍性大腸炎をお持ちの方がイギリスで生活するにあたって気を付けることや日本との違いはありますか?
Fさん
Fさん

食べ物について私は問題ありませんでした。
ただイギリス(地域によっても異なります)は硬水なので、浄水フィルターを使ったり整腸剤を調整したりして対処しています。

また、日本に比べて街中にトイレが少なめです。
子どももいる生活なので、私だけでなく子どものためにも外出の際はトイレの場所を事前にチェックをしています。

F様からの写真:虫歯の治療費は10万円
子どもたちと過ごすイギリスの公園
インタビューを終えて
  • 潰瘍性大腸炎をお持ちの方が海外に行かれるときになるのが、持病の治療やお薬の確保についてだと思います。
    今回F様にインタビューして、イギリスでどのようにそれをされているのか、1つの事例としてお聞きすることが出来ました。

    イギリス渡航を予定・計画されている方に、この記事が少しでも参考になったら嬉しいです。

    インタビューにも応じてくださったF様、誠にありがとうございました!
    (インタビュアー:木代)

  • インタビュアー

    株式会社ウィズハート
    代表取締役
    木代 晃輔

    神奈川県出身。大学卒業後に損害保険会社で勤務。
    独立後は株式会社ウィズハートの代表として、保険相談サイト「保険ウィズ」や、FP相談サイトを開設。
    15年以上にわたって生命保険・損害保険の仕事に従事し、海外旅行保険を中心に日本全国からの保険相談にお応えしています。

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