FP・識者の保険コラムExpart Column

アメリカ駐在で失敗しない海外旅行保険の選び方のポイント

投稿日:2026年9月09日

アメリカ駐在で失敗しない海外旅行保険の選び方のポイント

ウィズハートでは、アメリカ駐在に行かれる方の海外旅行保険(海外駐在保険)の手配・加入を多くサポートしています

アメリカへの駐在・赴任が決まった際、お勤め先企業によっては会社指定のパッケージ保険が用意されているケースもありますが、自分自身で海外駐在保険を探して加入する必要があるケースもあります。

今回は自分自身で海外駐在保険に加入するケースについて取り上げます。

医療費が世界一高額とされるアメリカでは数千万円単位の医療費がかかることもあり、保険選びの失敗は大きな致命傷となります。
アメリカ駐在における最適な海外旅行保険を選び、安心して赴任生活を迎えるための4つの決定的な選定ポイントを解説します。

1. 治療・救援費用の補償金額は「無制限」を強く推奨

アメリカ滞在中の海外旅行保険において、最も妥協してはいけないのが「治療・救援費用」の補償限度額です。

「治療・救援費用」というのは海外でかかった医療費を補償してくれるもので、この項目は上限金額なしで補償してくれる「無制限」補償をお勧めします。

日本では考えられないことですが、アメリカではちょっとした手術や入院でも莫大な医療費が発生します。

アメリカ旅行中に10日間の入院をして治療費2000万円
(弊社のお客様の実例です。)

・盲腸の手術で1日入院:約300万~500万円

・骨折により手術と数日入院:約500万~1,000万円

・ICU(集中治療室)に入るような重症や疾患:1,000万~数千万円

もし治療費用の上限を1,000万円程度で設定していた場合、ICUでの長期治療や日本への医療搬送(プライベートチャーター機や医師・看護師の動員)が必要になった時点で上限を超え、数百万円~数千万円の自己負担が発生してしまいます。
救援者費用(日本から家族が駆けつける費用や日本への送還費)を含め、無制限プランのある海外駐在保険を選ぶようにしましょう

2. 帯同家族がいる場合は、家族の保険も「一緒に」加入する

ご家族(配偶者やお子様)を連れて駐在する場合、本人の海外駐在保険に家族を被保険者として追加して、本人の保険と同時に申し込むことになります。
(ただし、帯同家族が遅れて現地に合流する場合や、帯同家族だけのご加入をする場合は駐在者本人とは分けて加入できることもあります)

小さなお子様がいると、環境の変化で発熱やケガをしやすくなります。
キャッシュレス治療が利用できるのか、24時間の日本語電話サポートが使えるかなどは大事なポイントです。

特に電話がつながりやすい保険会社であるかは重要で、「子供が体調を崩しているのに、加入した保険会社に電話が全然つながらず心配でしょうがなかった」というお客様の声も耳にしますし、SNS上でもそのようなポストを定期的に見かけます。

電話がつながらない保険会社

このあたりの情報や実態は、海外旅行保険に詳しい保険代理店でないと分かりません。
加入の際には海外旅行保険・海外駐在保険を専門に扱う保険代理店に相談されることをお勧めします。

持病や既往症をお持ちの方の場合

本人やご家族持病や既往症がある方の場合、海外駐在のような長期の海外旅行保険ではご加入いただくことが出来ない保険会社が多いです。

加入基準の緩めの海外旅行保険もわずかですがありまして、持病の種類にもよりますが保険加入できるケースもあります。
弊社ウィズハートでは個別にご相談を受けてご加入できる保険会社をご案内しておりますので、お気軽にご相談ください。

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3. 賠償責任補償の確保

医療費ばかりに目が向きがちですが、アメリカでの生活で同じくらい重要なのが賠償責任保険です。
訴訟社会のアメリカでは、日常のトラブルから高額な損害賠償を請求される恐れも十分にあります。

旅行者と駐在員の最大の違いは、現地に「住まい」を持つことです。

「借りている部屋で漏水事故を起こし、階下の部屋に大損害を与えてしまった」「留守中に空き巣に入られ、高価な家電や家財を盗まれてしまった」といったトラブルは、長期の生活者だからこそ発生するリスクです。
これらは通常の海外旅行保険ではなく、海外駐在専用の海外旅行保険でカバーできる事故になります。

賃貸住宅への補償も付いた海外駐在保険に確実に加入するようにしましょう。

※自動車の運転に伴う賠償事故は、海外駐在保険では「対象外または二次保険としてのみ有効」となるため、アメリカ現地で自動車保険に別途加入する必要があります。

4. 保険会社によって保険料やサポートが大きく違う

滞在期間が数ヶ月から1年以上の長期に及ぶ海外駐在の場合、保険会社によって保険料に驚くほどの差が生じます。

ウィズハートが把握している全社の保険料比較をすると、1年間の保険料が25万円~90万円と、実に3~4倍もの価格差が生じることが分かっています。

もちろん安ければ良いというわけではなく、各社ごとに特長やサポート体制が異なります。
保険選びの際は、価格だけでなく以下のようなサービスが網羅されているかをチェックすると良いでしょう。

・24時間いつでも繋がりやすいサポートセンターがあるか
・日本語を話せるスタッフがいるか
・病院にかかる際に、医療通訳者の手配をしてくれるか
・電話以外の連絡手段(LINEや専用アプリなど、通話機能のないスマホからでも連絡できる手段)があるか
・スピーディに保険金支払いが行われる体制か(保険金の平均支払い日数情報)

ただ、これらを個人で一社ずつ調べるのはとても大変ですので、海外旅行保険に強みのある専門の保険代理店に確認するのが一番確実です。

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木代 晃輔

この記事の執筆者:木代 晃輔

株式会社ウィズハート 代表取締役
神奈川県出身。大学卒業後に損害保険会社で勤務。
株式会社ウィズハートを創業し、保険相談サイト「保険ウィズ」やFP相談サイトを開設。

損保勤務時は損害保険の開発業務に携わり、現在は海外旅行保険や個人賠償責任保険のプロとしても活動中。
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