【私の国際恋愛】ドイツ人彼氏と日本人男性の違い
国際恋愛に興味がある人は、実際に国際恋愛をするとどうような生活になるのかが気になるところではないでしょうか。
私はイギリスに住んでいたときに、ドイツ人の彼と3年近くお付き合いをしていました。
今回はその実体験を元に、国際恋愛の様子を体験談形式でご紹介します。
この記事の執筆者:poohish
イギリス滞在歴約5年、中米滞在歴約9ヶ月。仕事をしながらヨーロッパ・アジア・中米を中心に48カ国渡航しました。
普段は英語関連を中心としたウェブライターと翻訳、英語教師をしています。英語の他にスペイン語も日常会話レベルで扱えます。
海外経験や異文化交流経験を生かして、旅のコツや各国文化など、幅広く海外旅行や海外生活に関する情報を発信していきます。
彼との出会い
イギリスに語学留学で渡り1〜2週間した頃でした。偶然地下鉄で横の席に座っていた男性が、私が持っていた日本のアイテムを見て「日本人?」と聞いてきたのがきっかけ。つまり、ナンパです。
彼は前の彼女も日本人だったので、日本語が全く分からないながらも、日本の物のことはよく知っていたんですね。
そこで話が盛り上がり、メールアドレスを交換し、交流を続けていくうちに彼から「彼女になってほしい」と言われ、交際がスタートしました。
言葉の壁とストレス
付き合い始めたものの、当時の私の英語力は中級程度。日常的な会話は出来るものの、細かい会話がまだまだ難しいレベルでした。
一方彼はドイツ人でしたが、イギリス現地企業に勤めていたので英語は流暢。しかもおしゃべり。相手のマシンガントークにうまく返すことができず、度々「何を考えているかわからない」と言われ、付き合い始めの慣れない頃はストレスを感じることが多かったです。
別れ話も何度もしましたが、不思議と彼がどうしても別れたくないと言ってくれ、そんな状態でお付き合いが続きました。
今思い返すと、イギリス滞在初期の英語力は彼との会話で磨かれた気がします。
日本人男性との違いを感じたところ
ドイツ人、というか西欧と北欧はそんな感じのようなのですが、男女平等の精神がとても強いと感じました。
日本でも私の世代から下はそれほど男女の立場の差は感じないのですが、ドイツ人の彼から見ると、男尊女卑的に見えることが多々あるとのことでした。
むしろ「ドイツは女性上位なのかな?」と感じたくらいです。
常に私がやりたいこと優先で、たまには決めて欲しいと思うこともあったり……。
あと、ドイツ人は物事をハッキリ言うし、口論好きでした。
彼の性格なのかと思ったのですが、出会ったドイツ人が割とそういう人が多かったので、国民性なのでしょう。
話し合いをするのが当たり前という感じで、英語力が及ばない頃はとても疲れました。
ただ、言葉の壁や文化の違いをある程度は感じたものの、基本は日本人とお付き合いするのとそんなに変わらないというのが正直な感想です。
どんな人でも最初から100%理解できることはないので、お付き合いしながら、お互いに理解しあって仲良くなっていくのは同じでした。
同棲中の話
1年付き合ったあと、同棲しないと私が経済的にイギリスに居続けるのが難しくなり、同棲することになりました。
私は法律的に週20時間しかバイトができなかったので、社会人だった彼が家賃も生活費もほとんどカバーしてくれました。その代わり、料理は私担当で、あとはシンボル的に週10ポンド(当時のレートで約2,000円)ほど食費を出してほしいと言われました。
このあたりも、男女平等精神が出ていると思います。どちらかだけに負担があるのではなく、一緒にシェアするのが当たり前と言う感じでしたね。
もし私が彼と同じくらい収入があれば、費用も家事も折半になっていたんだと思います。
彼はほぼ何でも食べられる人だったので、料理には苦労しませんでした。ただ、パンくずを机に放置する癖があったことには、とても苦労させられました。何度言っても直らなかったので。
私も彼もあまり怒ることはないのですが、同棲中一度だけひどい喧嘩をして私が怒って物を彼に投げつけたら、彼から出て行って欲しいと言われたことがあります。DVにもとても厳しく、物を投げるのもDVだと諭されました。
ただ同棲前に1年付き合っていたこともあり、同棲中に言葉や文化のことで悩むことはありませんでした。ほぼいつも仲良く暮らしていたと思います。
別れの理由
彼とは3年弱のお付き合いでしたが、別れたのはイギリスのビザ規定が厳しくなり、それ以上私がイギリスに滞在するには、結婚するしかなくなったからです。
しばらくは遠距離で続けていましたが、どうしても結婚か観光ビザ以外でイギリスに戻る道を見つけられず、結局私がイギリスを離れてから半年後に完全にお別れすることになりました。
お別れがほぼ決まっていた頃、最後の思い出のような形で彼が日本に来てたくさん一緒に旅行できたのは、今でも良い思い出です。
彼とは今でも連絡が取れる仲ではありますが、現在の彼を見ると結婚はしなくて良かったと思うので(笑)、そういう縁はなかったんだなと納得できます。
なので、私にとってはビザが別れのきっかけになりましたが、逆に縁があればビザの問題などは関係ないのだと思います。
まとめ:国際恋愛は面白い!
私の国際恋愛体験を淡々とご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のドイツ人の彼以外にも、国際恋愛をしていますが、どの彼にも言えることは国際恋愛は面白いということです。
お付き合い自体は日本人と付き合うのとそう変わりはありませんが、自分の知らない価値観や概念を知るきっかけになるので、より視野が広がったと感じています。
ただ、あまり「国際」恋愛だからと特別視していると逆にがっかりする結果になるかもしれません。これから国際恋愛をする人や国際恋愛中の人は、「国際恋愛」であることを重視せず、ただの人と人とのお付き合いであることを忘れずにいれば、きっとうまくいくと思います。
この記事の執筆者:poohish
イギリス滞在歴約5年、中米滞在歴約9ヶ月。仕事をしながらヨーロッパ・アジア・中米を中心に48カ国渡航しました。
普段は英語関連を中心としたウェブライターと翻訳、英語教師をしています。英語の他にスペイン語も日常会話レベルで扱えます。
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