夫婦別で家計管理をしていたのですが、産休中から育休中は妻の収入が減るので、 このタイミングで家計管理の方法を変えるべきでしょうか?
最終更新日:2021/05/08
共働きのご夫婦の場合、夫婦別で管理されることはよくあります。
家計管理はこの方法でないといけないという事はありませんが、どちらかの負担が大きくなるものはケンカの原因にもなります。
まず、ご夫婦の場合、家計管理の方法は大きく3種類あります。
1. それぞれ別で家計管理する
2. 共通の支払いのみ一緒に管理して、後は別
3. 全て一緒に管理する
今まで相談者さまの場合、1の方法を取られていたのだと思います。
1.それぞれ別で家計管理する
1の場合、共通の支払いである家賃(または住宅ローン)や光熱費の支払いを分担してそれぞれが支払い、それ以外のお金もそれぞれが管理するという方法です。
メリットは、自由に管理が出来る事ですが、デメリットとして相手のお金の流れがわかりにくく、貯蓄額等が把握できないことにあります。(貯蓄額のみを申告しているご夫婦もいます。)
2.共通の支払いのみ一緒に管理して、後は別
2の場合、家賃や光熱費や保険など、共通でかかるお金は一緒に管理して、それ以外のお金は自分で管理するという方法です。
お互い収入から数%または一定の金額を家計に入れて、それ以外を自分で管理する人が多いように感じます。
貯蓄も一緒にすると家族としてどれくらい貯めているのかが把握しやすくなります。
メリットは、ある程度自由に使えるお金もある事と家族として使っているお金の把握がしやすいことが挙げられます。
デメリットは、それぞれの収入からどのくらい出すのかでどちらかの負担が大きくなる可能性があることです。
3.全て一緒に管理する
3は、お互いの収入をそのまま家計に入れて、一緒に管理をしていく方法です。
メリットは、どちらかの収入がなくなっても同じ家計管理方法が可能で、お互いの収入、家計の支出がハッキリ分かることです。
デメリットは、お互いの収入が分かってしまうこと、収入と支出のバランスによっては自由になるお金が少なくなる可能性があります。
出産・育児でお互いの収入が変わる場合、3の家計管理方法がオススメではありますが、家庭によって向き不向きがあります。
ご夫婦で話し合いと一度やってみて何が合うか試してみると良いでしょう。
この記事の執筆者:FP 佐藤日奈子
保険ウィズ編集部の佐藤日奈子です。北海道出身、千葉県在住の2児の母。
損害保険会社での勤務を経て、現在はファイナンシャルプランナーとして活動しています。
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